【クライミング歴10年】ー趣味を見つけるまでー

クライミング

皆さん趣味はお持ちでしょうか?

社会人になって周りの友人、同僚、先輩と話していると趣味の話になる事が多々あります。

会話の中でよく出てくる趣味といえば、ゴルフ、サッカー、野球(観戦)とスポーツから、映画鑑賞、音楽鑑賞、読書などインドアの物、女性からはカフェ巡り、買い物、旅行など様々な趣味があります。

今回は趣味としてクライミングを始めた経緯から、クライミング(趣味を見つけて)を初めてどうなったかを書いていますので、趣味探しをしている方は一部の例として参考になれば幸いです。 

趣味なし人間

私はというと社会人になり特にこれといった趣味がなく、周りから「趣味とかあると?」と聞かれると、

カナダイ
カナダイ

趣味は特にないです!

と元気よく答えていました。
そう、周りに何人かは絶対にいる趣味のない人間でした。

社会に出てから「仕事」「食事」「たまに飲みに行く」「だらだら過ごす」というルーティーンを20代後半まで続けていました。
仕事が忙しかったと言えばそれで終わりなのですが、だらしない生活を続けているとだんだんと心も体もだらしなくなっていることに気づき

これではいかん!

と、気づいた20代後半…

それまでは趣味までとはいかないけど、読書や映画鑑賞は好きでした。

ですが月に何冊も読む、映画を何本も観るということはなく、気が向いたら読んだり、観たりと趣味とは呼べるものではありませんでした。

その時に気づいたのが、家にずっといたり、家と仕事の往復中にいきなり趣味が見つかるわけもなく、自分からまずは探すことから始めないと見つけられないという事です。

読書や映画鑑賞では今までと何ら変わりがないと思い、運動をまず探しました。

学生の頃はサッカー、弓道をしており運動が苦手ではなかったのですが、サッカーは団体競技のため、いきなり社会人サッカーを始めてもついていけない、一人でもボールは触れるが続かなさそう、弓道は検索したら近場に練習場がないことで諦めてしまいました。

登山

登山をしている2人組、リュックとトレッキングポールを持っている

一人でできる事をいろいろ考えてるうちに「登山」はどうだろう?と思いつきました。

それからすぐ、休みの晴れの日にリュックと運動靴で近くの低山に登りました。
結果はというと、低山ですが鈍った体にはとても負荷が強く、こんなにきついんだ!とびっくりした思い出があります。

それからというもの晴れの休みの日には、近くの山を調べては登山を繰り返し、登山が趣味と言えるくらいまで楽しんでいました。

登山をする上で一つ困った点があります。

それは天候です。晴れの日には気持ちよく登れますが、問題は雨の日です。
「雨の登山もいい」と言いますが私にはつらく、せっかくの休みに登山計画していても雨が降ると中止していました。

クライミングとの出会い

クライミングジム内、黄色い大きなホールド

そんな中、雨の日でもできる趣味を模索していたところ、登山関係の本によく紹介されていたクライミングに興味をそそられました。
調べてみると自宅からそんなに離れていないところにインドアのクライミングジムがあり、休日に一人で行ってみました。

初日はレンタルシューズとレンタルチョークを借りて、ひたすら簡単な課題6級などを登り、手の皮がむけて終了。

翌日には体中に筋肉痛が襲ってきましたが、何故かすごく心地が良かったのを今でも覚えています。

それからというもの休日や仕事終わり、夜勤明けまでクライミングジムに出向き、気が済むまで登りこみが続きます。
1年近く夢中になって登っていたところクライマーの先輩に

そろそろ外岩行ってみらん?

と誘われました。
私の中ではクライミングは室内でするものが全てであり、室内の課題のより高いグレードを登ることを目指していました。

最初の頃は雑誌などで外岩の記事やリードクライミングを見て知ってはいたのですが、

カナダイ
カナダイ

いやいや、外で登る人ってガチの人で普通の人達ができるわけないやん

と思っていました。
しかし、1年くらい室内で登っていると、外で登るってどんな感じなんだろうと興味が湧いてきていたところに誘ってくださったため「一緒にお願いします。」とすぐに返事をしました。

外岩デビュー

森の中にあるボルダー

最初に連れて行ってもらったのが海沿いにあるボルダーでした。
すごく天気が良かったのを覚えています。

最初に登ったのが5級の垂壁課題でした。 

ジムでは5級なら特に問題なく登れていたのですが、外岩は違いました。 とにかくスタートができない!
ジムと違ってホールドに色がついていないため、足をどこにおいていいのかが分からず最適なホールドを探すところから始まり、次の一手はどこにだしていいのかもわからない。

苦戦しながらリップに手をかけて、初めてのマントルを返して頂上に立ったときの感動は今でも忘れません!

インドアのクライミングにはない達成感と疲労感、途中で降りるときは確実に小さなマットのうえに着地しないといけないという恐怖心、ギリギリの状況で行くか、諦めて安全に降りるかの判断力やメンタルなど外岩でしか体験できないことができました!

その日は結局その一本だけ完登でき他の課題は登れませんでしたが、本当に充実した一日になりました。 
(ちなみにその時に挑戦した初段の課題はスタートさえ切れなかったですが、間は空きますが3年かかってやっと登らせてもらいました!)

今では休みの度に外岩に行けるほど時間が無くなってしまいましたが、外岩シーズンになると1人でもマットを担いで目標の課題に挑戦しています。

私は運動神経がいいわけでもなくメンタルも弱いため、多くの課題をバンバン登れるわけではないです。
1つの課題に時間をかけてやっと登らせていただけた時は、今までの挑戦した時間を考えると感動するほど達成感があります。

今では「趣味はなんですか?」と聞かれると、

カナダイ
カナダイ

クライミングです!

と堂々と言えるようになりました。 

クライミングは人と争うのではなく自分の成長を感じることができ、自然と触れ合うこともできるスポーツで本当におススメなので興味がある方は挑戦してみてください。

カナダイ

職業:看護師として15年間働いています。病院内ではもう中堅です。
趣味:クライミングは10年以上継続しています。普段はインドアクライミングをしていますが、秋~春にかけてのシーズンは外岩メインで登っています。
30歳半ばから断捨離を開始して、物は減ってきていますが、まだまだ試行錯誤中です。
このブログでは看護師やクライミングの経験から得た情報、断捨離を開始して良かったこと、30代男性の日々の事などを書いています。

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