クライミングしたいんだけど、時間がなーい!!
私のような社会人クライマーは、クライミングしたいけどなかなか時間ができず、仕事終わりや休日の貴重な時間を考えながら登りに行くことが多いです。
社会人クライマーの方ならわかってくれる人もいるはずです…!
どのスポーツもそうですが、定期的に練習しないと上手くなれません。
そこで今回はなかなかジムや岩場に行けない方のために自宅で実際に試してみた結果、購入してよかったものを4個紹介していこうと思います。
フィンガーボード設置の種類、自宅で使うチョークのおススメを最後に紹介していますので是非読んでみてくださいね。
クライミングに関連した記事はこちら↓
【クライミング歴10年】ー趣味を見つけるまでー
【クライミング】を始めたい方必見!クライミングで必要なもの2選+慣れてきたら必要なもの4選
【外岩クライミング】に行こう! ボルダリング編 持っていくもの ルールやマナー
目次
①フィンガーボード
クライミングでは指(腱や関節)の強化がそのまま登りに繋がります。
【フィンガーボード】は指の強化を目的に作られているもので、クライミングトレーニングには効果的です。
実際に使ってみて特におススメしたいのは「メトリウス(Metolius) ウッドグリップ コンパクト2」です。
「メトリウス ウッドグリップ コンパクト2」を購入する前に、私は最初にフィンガーボードと言ったら、強い(登れる)人御用達である「ビーストメーカー(beastmaker)」の2000シリーズを購入しました。
ビーストメーカーには初心者用1000シリーズと中級者~上級者用2000シリーズがあり
すぐに上達したいし今後も長く使うことになるから2000シリーズに決めた!
ということで中、上級者向けの2000シリーズを購入しました。
購入後設置してトレーニング開始しましたが、難易度がとても高く、上段端のスローパーは全然持てず、深さが浅い箇所は全然使えませんでした 泣
(設置方法は後述します。)
背伸びして買ったけどまだ全然そのレベルに達していなかった…
もちろん難易度が高く、ぶら下がるのも困難な箇所もありますが、継続すればいずれ持てるようになりトレーニングできる日はくると思います。
ですが、自宅での空き時間に使用する物ですので気軽にトレーニングしたいです。
気軽に取り組めるということも自宅トレーニングを継続するうえで必要な気がしました。
絶対に2000シリーズでトレーニングして上達したい!という方や、上級者、強いクライマーの方ならいろいろなバリエーションでトレーニングできるためおススメはできます!
ビーストメーカー2000シリーズは挫折してしまったころに、遠征したジムに備え付けてあったメトリウスのフィンガーボードを試してみたところ、すごく使い心地がよく、2000シリーズを手放し、購入に至りました。
(メトリウス ウッドグリップには大きいデラックスと一段少ないコンパクトがあり、私は小さ目のコンパクトを購入しました。)
ビーストメーカー2000シリーズとの違いは上段にちょうど良いガバがあり、トレーニング前のアップでぶら下がったり、気持ちよく懸垂できます。
他の箇所も指が当たる場所に僅かに段差のような加工がされており、適度なフリクションがでて指トレができます。
現在は「メトリウス ウッドグリップ コンパクト2」をメインに自宅で指トレを行っています。
フィンガーボードには木製のものと、ジムのホールドにあるような材質を使っている物があります。
指皮がないときや指皮を温存したいときのために手に優しい木製ボードがおススメです。
②ラピス ローリーボール
続いて【ラピス ローリーボール】です
フィンガーボードの画像にも写ってますが、オレンジと白のマーブルの球体のホールドです。
ラピス(Lapis)はスロベニアのホールドメーカーで、ホールドの他に定番のブラシも人気ですね。
ラピスのローリーボールは固定されていないので、体を引き上げる際に体幹も連動でき、ロック、パーミング、フロントレバーの練習とバリエーション多くトレーニングできます。
今ではなかなか購入できるところがありませんが見つけたら検討おススメします。
③懸垂器
私もクライミングを初めて自宅でトレーニングしたいと思い、最初に購入したのが懸垂器になります。
純粋に懸垂ができ、クライミングの基礎筋力をつける上ではとても良かったと思います。
フィンガーボードを取り付けてからは手放したのですが、フィンガーボードの設置が困難な場合や懸垂だけとりあえずしたい方は買って損はないと思います。
デメリットと言えば少し場所をとってしまうことです。
④メトリウス グリップセイバー、ハンドグリッパー
メトリウスの【グリップセイバー】は手、手首、前腕の筋力をバランスよく強化できるトレーニング器具です。
この器具の特徴は握って握力を鍛えることはもちろん、手を開く筋力も鍛えることができるので拮抗筋を鍛えられケガ防止にも役立ちます。
以前私も使用していたのですが、長年の使用でゴムが切れてしまい、替えゴムも売っていますが本体も劣化していたので手放しました。上級者はもちろん、初心者の方の基礎筋力向上の点でもおススメです。
もう1つ、【ハンドグリッパー】は100均からスポーツショップなどに売っている物になります。握力を鍛えるなら「これ」といったものです。
重さも種類が多く自分に合ったものを購入することができます。
ただニギニギするだけではなく、親指の先端と他の指の先端でもってピンチトレーニングや2~5指だけ曲げる方法など工夫して使うことができます。
私は現在通勤中に握ってトレーニング中です。毎日コツコツが上達の近道です。
フィンガーボード設置方法
フィンガーボードの設置方法を4点紹介します。
・壁に直接ビスを打ち込む
これが一番簡単で確実な方法です。
しかし、持ち家の方はできると思いますが賃貸に住んでいる方や壁を傷つけたくない方にはおすすめできません。
・床から天井に支柱を立てて設置する。(ラブリコ、ディアウォールなど)
賃貸の方におススメなのがこの方法です。
2×4材を購入し、ラブリコ、ディアウォールなどのアタッチメントを用いて2本支柱を立てた後、間に下地ボードとフィンガーボードを設置するやり方です。
私も最初はディアウォールを用いて設置しました。
DIYが趣味な方なら簡単にできると思いますし、私のようなDIY初心者でも説明書通りに行えばすぐにできました!
設置後は倒れないか不安だったけど、思っていたより頑丈で軽いデッドの練習ならびくともしないです。
賃貸の方の注意点ですが、床と天井の強度を見誤ると床、天井が損傷する可能性があるためしっかりと確認したうえ自己責任でお願いします。
・突っ張り棒を使用して壁と壁を突っ張る
先ほどは「床と壁」でしたが、今回は「壁と壁」になります。
現在私はこの方法で設置しています。
(突っ張り棒は安い物ではなくアイリスオーヤマの強力な突っ張り棒を使用しています。)
この方法の利点は先ほどの床と壁と違い、部屋に支柱を立てなくて済むため邪魔にならないことです。
ですが注意点はあります。
こちらも壁の下地を確認して突っ張らないと、壁が損傷する可能性があり注意が必要です。
下地の確認方法は壁を軽く叩いてみると、音の違いがあるため比較的簡単に判別できます。下地を探す専用の器具もあるみたいなので心配な方は試してみてもいいと思います。
・フィンガーボード専用のラックを使用する
これは独立した専用のラックにフィンガーボードを取り付けて使用する方法です。
購入すると結構な値段がしますが、自作される方もいらっしゃるので興味がある方は参考にしてみてください。
私は懸垂器にどうにかして取り付けできないかと、試行錯誤して取り付けはできましたが、上の方が重く、バランスが悪く倒れる可能性もあったため長続きはしませんでした。
フィンガーボードに最適なチョーク
フィンガーボードでトレーニングする場合のチョークについて
木製のフィンガーボードでトレーニングをする際、ただぶら下がるだけであればチョークは必要ありません。
ですがしっかりとトレーニングする場合や自分の限界まで追い込むためにはやはりチョークは必要となってきます。
普段のジムや岩場で使用している粉チョークは自宅内で使用すると大変なことになります。(後片付け)
そこでおススメするのが【PD9】という液体チョークです。
PD9はアルミナという成分を含んでおり、水分より先に皮膚に浸透し汗の染み出しを抑制する作用があります。これによって炭酸マグネシウムの粉チョークに比べて白く残りにくく、飛散しません。
屋内で使うには汚れも少なく最適だと思います。
東京粉末からも【Garage】という自宅トレーニング用の液体チョークも販売されていますので好みの方から選ぶといいと思います。
フィンガーボードに白く残らず床に飛び散ったりしないため、私は自宅ではPD9を使用しています。
まとめ
本当はクライミングジムや岩場にできるだけ行って登ることが1番のトレーニングになりますが、仕事や学業に勤しんでいる学生さんは時間がありません。
登りに行けないときは自宅で少しでもいいので、ぶら下がるだけやトレーニングメニューを作って行うと着実に上達できると思います!
私も以前と比べてしっかりと登りに行く時間の確保が難しいため、仕事から帰宅後の隙間時間にお風呂前トレーニングしています。
皆さんも自宅トレーニングをして目標の課題を登れるように頑張りましょう!
こういう自宅トレーニングおススメです。というのがありましたらコメント頂けたら幸いです。
クライミングに関連した記事はこちら↓
【クライミング歴10年】ー趣味を見つけるまでー
【クライミング】を始めたい方必見!クライミングで必要なもの2選+慣れてきたら必要なもの4選
【外岩クライミング】に行こう! ボルダリング編 持っていくもの ルールやマナー
コメント