今年もやってきました…。乾燥の季節!
乾燥肌の私には厳しい季節となってきました。
今回は乾燥肌の私が毎年使用しているハンドクリームの中で、良かった物、今現在使用している物を紹介させていただこうと思います。
ハンドクリームというと女性が使用しているイメージですが、ちなみに私は男性です。
職業柄手が荒れるので、年中ハンドクリームを使用しています!
ハンドクリームを購入しようか迷っている方、どれがいいか知りたい方などの参考になれば幸いです。
私の手の状態
ハンドクリームを紹介する前に、私の手の状態を説明したいと思います。
私はとても乾燥肌です。思春期頃から手荒れの症状は出ていました。
当時は10代であり、適宜ハンドクリームを塗る習慣もなく、あかぎれや、関節部分の割れが生じた場合は皮膚科受診をしていました。
通っていた皮膚科はステロイド剤をよく処方していまして、当時はステロイドを塗布するとすぐに治るので、手荒れが生じると軽い荒れであっても、ステロイドを使って治していました。
今思うとそれ(ステロイド塗布)が良くなかったのかな?と思うことがあります。
確かにひび割れて浸出液がでるなどの酷い手荒れの場合は、ステロイド剤を塗布するのは有効だと思いますが、私の場合は痒みや少し赤くなっているだけで、早く治したいと多用していました。
そのため皮膚が、薄く、弱くなっていると考えられ、今では手関節部分や手首周囲など決まった箇所がすぐに手荒れを起こし、ひび割れや湿疹がひどくなる傾向になっています。
乾燥する季節になると、一日働いた後では、乾燥で皮膚の伸張性が失われ痒みや、無理をすると関節部分がひび割れる状態です。
ステロイドの多用については就職しても、しばらくは続けていました。
ハンドクリームの重要性
今まではすぐにステロイド剤を使用していましたが、皮膚科病棟に配属されたことで保湿の大切さが分かりました。
確かにステロイド剤は皮膚の再生を促し、すぐに治るのですが、その副作用で皮膚の脆弱化が起きてしまいます。
私の場合は手荒れが軽症の時でもステロイドを使用していたため、手の皮膚の脆弱化が進んできて今に至るのだと思いました。
保湿が大切だということに知った時から、頻回の保湿(ハンドクリームを使用)を心掛け、ひどい場合はステロイドを使用するという生活に変更しました。
変更してからはステロイドの使用頻度は減り、季節などにもよりますが、保湿(ハンドクリーム)だけで乗り越えられることが増えています。
ハンドクリーム使用頻度
ステロイドを極力やめてハンドクリームで保湿を心掛けてから、どのタイミングで使っているかというと
仕事前
仕事場の駐車場についてからハンドクリームを塗布して出勤しています。
仕事中(午前中1回、昼休憩1回、午後1回)
午前中手を洗い終わったタイミング(頻回に手洗いはするので、時間が取れるとき)
昼休憩明ける前に塗布して業務に戻る
午後手洗いが終わったタイミング(午後も手洗いは頻回にするので、時間が取れるとき)
午前、午後は忙しいときなどは塗れないときもあります。
仕事終了時
仕事終了時に駐車場で塗布
風呂上り
風呂上りは保湿をしないとすぐに乾燥してしまうので、なるべく早くに。
寝る前
布団に入る前
手荒れがひどいときは、ハンドクリームを塗布した後に綿手袋を装着し寝ます。
ハンドクリームの選び方
ハンドクリームは近場ではドラッグストアなどに沢山の種類が売られており、効能やテクスチャー、香りなど様々です。
価格に関しても安い物から、ブランド物の高い物まであります。
ただ、値段が高いからいい物!というわけではなく自分の肌に合うかどうかは試してみないとわかりません。
私が選ぶ基準としては
無香料、微香料のもの
私の場合は職場で使用する機会が多いため、香料が強い物は避けています。できれば無香料、または塗った際にふわりと香る程度の製品を選んでいます。
尿素が入っていないもの
以前は尿素が配合されているハンドクリームを使用した時期がありました。
ドラッグストアなどで「尿素〇%配合!」と書かれた説明書きに惹かれて使用してみましたが、私のような敏感肌には合いませんでした…。
調べてみると以下のような作用があるようです。私の場合は短期的に使用したのみでしたが、塗布した後にピリピリとする刺激感が継続して使用できない理由です。
※尿素とは
尿素クリームを塗布すると肌がしっとりとしますが、尿素は水と比べて浸透圧が高いために皮膚の内側にある水分が角層に浸透した尿素クリームへ移動しているだけで、角層の水分量が増えているのはクリームが肌に残っている間だけになります。
・尿素配合のハンドクリームを塗布した際にその時はしっとりするのに手を洗うとパサパサになってしまうことがある。
・尿素を10パーセント以上配合しているクリームなどを使い続けると、角層が分解され、剥がれやすくなる。
・角層のバリア機能が不十分になり、潤いをとどめる力のない乾燥しやすく、敏感な肌になってしまう。
使用感(べたつき)
使用感は結構重視していますが、塗ったすぐに物品を触ったり、患者さんに触れたりする機会もあり、保湿力が高くてもべたつきが残るような物は避けています。
コスパがいい物
私の場合は仕事中、1つの作業ごとに感染予防の観点から手洗いを行います。
流石に毎回手洗い後にハンドクリームを塗布することは難しいのですが、普通の方よりハンドクリーム塗布する頻度が高いため、あまりに高い物はもったいなく、コストパフォーマンスがいい物を選ぶようにしています。
肌質が敏感肌ではない人など、手の乾燥が気になるからとりあえず、ハンドクリームを塗っておこう、という方は好みのメーカー、香りの製品でいいと思います。
ハンドクリームおすすめ5選
それでは私が使用してみた中でおススメのハンドクリームを紹介していきます。
プロ・業務用ハンドクリーム
まず最初のおススメは「プロ・業務用ハンドクリーム」です。
ロフトの店頭で見かけて購入、使用しました。
最近では品ぞろえが多い近くのドラッグストアの店頭にも並んでいることもあります。
オシャレな品名ではなく、「プロ」や「業務用」といったそのままの品名に購入するのを最初はためらったのですが、テスターを使用してみたところ、使用感が良く、購入に至りました。
使用感は本当にべたつきや、ヌメリはなく、塗布後すぐに物などを扱っても不快なべとつきはありません。
かといって保湿力も弱いわけではなく、満足できます!
香りも3種類(無香料1+香り付き2)から選ぶことができます。香りつきの2つも塗布した際にふわっと香るだけでキツイ匂いではないため、仕事中も周りを気にせず使用できます。
欠点といえば、容量に対して少し値段が高いかな?と思いますが、使用感を考えると納得できます。
他にも派生商品がありますが、私はスタンダードな物しか使用したことがないためおススメがあればコメントに残していただけたら幸いです。
セキューラ
医療関係者なら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、「スミスアンドネフュー(Smith&Nephew)」のセキューラシリーズです。
種類がいくつかありますが、私が使ってみて良かったのは「ML」「DC」になります。
ハンドクリームには分類されていないのですが、保湿ローション、クリームになります。
使用感はとにかく肌なじみが良いです!。手に伸ばした後もスッとなじんで、まったくべとつきません。商品の説明分には「塗った後でもテープが貼れる」とあります。
「DC」は撥水効果をプラスしたものになりますので、より水仕事をされている方におススメできます。
欠点としては「保湿」とありますが、ローションタイプであり、保湿力は少し弱めな気がします。塗った直後はしっとり、サラっとするのですが、手を洗うと落ちてしまいます。
長期的な保湿に使うのではなく忙しいなか少しでも手の乾燥を予防したいときに使用する、という感じでしょうか。
サイズも画像のような大容量ポンプ式の物から、持ち運びに便利なコンパクトサイズがあります。
ヒルドイドソフト軟膏(ヘパリン類似物質)
ヒルドイドはジェネリックでビーソフテン、ヘパリン類似物質油性クリームです。
私は敏感肌であり、すぐ荒れてしまうのでよく皮膚科に行きます。
酷い肌荒れの場合はステロイド剤と合わせて、ヒルドイドを処方されることが多くあります。
使用感は塗布後べたつきが気になりますので、普段は仕事中には使わず、寝る前用に使っています。
手荒れがひどい場合は塗布後に綿手袋を装着して寝ると翌朝肌がしっとりとしています。
カルテHD モイスチュアハンドクリーム
カルテHD モイスチュアハンドクリームは化粧品メーカーのコーセーとヒルドイドのマルホの共同開発のハンドクリームです。
ヘパリン類似物質を配合していますが、ヒルドイドと違い、べたつきも抑えられていると思います。
べたつきは抑えられていますが、仕事中に使用する分には少々気になりますので、仕事はじめや、終わりなどすぐに作業をしない時間帯に向いていると私は感じました。
ドラッグストアにも販売しており、価格も高くなく、使用感も悪くないため使用率高めです。
アベンヌ ハンドクリーム
アベンヌのハンドクリームです。容量は2種類ありまして、51gと102gがあります。
102gだと大きくて仕事中邪魔になるため、私は51gの物を何回もリピートしています。
使用感は無香料でサラっとはしていますが、塗布した直後は少しですが、べたつきが気になりました。べたつきと言ってもしばらくすると気にならないくらいです。
まとめ
今までいろいろとハンドクリームを試していましたが、現在では、
・仕事はじめや終わり、車の中では「セキューラ」、「カルテHD モイスチュアハンドクリーム」
・仕事中は「プロ・業務用ハンドクリーム」
・寝る前には「ヒルドイド」
・たまに在庫がなかったときや、購入できなかったときは「アベンヌ ハンドクリーム」
というように使い分けて使用しています。
何個も使い分けするのは面倒くさいと思われる方もいると思いますが、私のような乾燥肌で手洗いをよくする職場では肌の調子を整えるため、使える場面に合わせて使用したほうが、ハンドクリームの効果が高いと感じられました。
世の中には沢山の種類のハンドクリームが販売されていますが、上記に書いた、私の中のハンドクリームを選ぶ基準の中ではこれが今のところ最適に思えます。
高いハンドクリームはもっと使用感がいい物や、肌にいい成分が配合されていたりすると思いますが、頻回に使用するものであるので仕事中に使いやすいものを第一に選んでいます。
他にもおススメのハンドクリームがあれば、ぜひコメント頂ければ使用してみたいと思います。
適材適所にハンドクリームを使用して、乾燥に打ち勝ちましょう!
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